NHKニュースでToget-HERが女性管理職登用を支援する取り組みとして紹介されました

2024年11月26日のNHK総合「午後LIVEニュースーン」で、政府が従業員数101人以上の企業に女性管理職比率の公表を義務付ける新たな方針を示したというニュースに関連し、Toget-HERが紹介されました。

厚生労働省(厚労省)は、非上場企業を含む従業員数101人以上の企業に女性従業員数の公表を義務付ける方針案を公表し、年内に正式に取りまとめる予定です。上場企業はすでに2023年3月期から情報開示を行っており、義務化の範囲が拡大されることを意味しています。

この背景には、女性の管理職への登用が進んでいないという実態があります。日本の女性管理職の比率は各国の中でも非常に低い水準に留まっています。また、長年にわたって改善が見られないことも指摘されます。厚労省の統計をみると、課長以上の女性管理職比率は、2009年10.2%、2023年12.7%で、上昇率は僅かです。

図:女性管理職比率の国際比較(2022年)

データソース:労働政策研究・研究機構「データブック国際比較2024」

政府は、企業に積極的な女性登用を促し、就職活動をする人に参考情報として役立ててもらう狙いです。もちろん、風向きが急に変わることが期待できるわけではありません。家庭と仕事との両立をしやすくする、パイプラインの構築から取り組む、男性差別になるといった偏見を払拭する、名ばかりの管理職に就けるようなジェンダーウォッシュがないか監視するなど、複合的な課題があることは、女性の皆さんが日々実感されているとおりです。ニュースでは、地方は男女の賃金格差が大きいなど都市との格差がある点にも言及されました。

Toget-HERは、オープニングイベントの写真と共に、「働く女性のキャリア形成を支援する取り組み。業界の垣根を越え、女性経営者ら20人がサポート役となり、女性のキャリア支援を行うプロジェクト」と紹介されました。最後にアナウンサーは「こういった取り組みが必要とされており、行政・企業双方の様々な努力が求められる」と締めくくりました。

私たちToget-HERは、女性のエンパワーメントのためのコミュニティです。女性管理職、役員を目指す人、迷っている人、不安を持っている人、すでにポジションに就いている人などが集い、意見交換やネットワーキングを通じて女性の活躍を実現していくことが目的です。力を合わせ、少しずつ現状を変えていきましょう。